歯列矯正で笑顔に自信が出ました

私は30代、主婦です。私が歯列矯正をしようと決めたのは、24歳のころ。ずっと前歯が出ている「出っ歯」がコンプレックスでした。口元を閉じることが出来ず、特に写真をとるときなどに口を自然にほころばせることができず、いつも不自然な笑顔をしていました。

歯列矯正はお金もかかるし、別にそのままでもいいか、と思っていましたが、何かするにつけ「歯が出てるなぁ」と気にして生きていくのが嫌だな、と思いました。結婚後、夫の義姉が歯列矯正を経験されていたことを知り、通っていた矯正歯科を訪ねてみることに。

院長が長い時間をかけて歯の悩み、どんな歯並びにあこがれるか、などを聞いてくれて、やってみよう、と決めました。そこの歯科が、最初に払った固定治療費以上は、一切追加料金がかからないことも決め手でした。

矯正を始める前に、歯のレントゲンや、唾液が出やすいか、虫歯がないかなどをチェックされました。

虫歯があるとせっかく付けた矯正器具を外して虫歯治療せねばならなくなるため、虫歯の治療は最優先でした。それに加えて、歯列矯正は乱れた場所に生えている歯を抜いて、他の歯がその空いた場所に移動してくることで歯並びを整えるので、抜歯は必須でした。歯科医で麻酔されて抜歯されるのも初めてでしたが、もう治療を始めてしまったし、美しい歯並びを得るために後戻りはできない、と、勇気を出して抜歯に行きました。

抜歯が終わると歯茎が落ち着いてから、矯正器具の装着です。歯に専用の接着剤を塗り、矯正器具を取り付けてゆきます。最初は違和感がすごくて食事もつらくかんじましたが、数日で慣れるのと、抜いた歯の場所に別の歯が移動してきて隙間がなくなってくるので、食事がしやすくなりました。

矯正器具をつけての歯磨きは大変でした。すきまに歯垢がたまりやすく、歯ブラシでもなかなかとれません。歯間ブラシを持ち歩いていました。虫歯になってしまっては、せっかく取り付けた装置の取り外しになり、取り外している間にせっかく移動していた歯が、元の場所に戻っていこうとするのです。念入りに歯磨きすることを頑張り、矯正装置の力で歯が移動しては、矯正器具をさらに歯を引っ張るように付け替え、きれいな歯並びになるように上下の歯の移動を促しました。

器具を付け替えたばかりの日は、歯が引っ張られて痛いですが、翌日には歯が移動し、痛みが引きます。現在8年たち、矯正器具を外しても美しい位置で歯が固定されています。自信をもって笑うことができるようになりました。